1. 販売店の選定が重要です!

 農業機械の購入は、数十万円〜数百万円の金額になる大きな買い物です。慎重かつ十分に検討を重ねた上で購入をしないと、後悔することになりかねません。

 数多くある農業機械の中から、農作業に最適の農業機械を選ぶことが大切です。また、購入した農業機械を故障なく快適に使用するためには、きめ細かなメンテナンスが必要です。
このため、農作業に最適な農業機械を提案してくれ、高度の整備技術をもった信頼のおけるお店選びがなんといっても重要です。
 「農業機械公正取引協議会(農機公取協)」の加盟店であれば信頼がおけ、安心して農業機械の購入ができます。

          

※@ 「農機公取協」は、景品表示法に基づき消費者庁長官及び公正取引委員会の認定を受けた農業機械業の
  「公正競争規約」を運用する機関です。
 A 農機公取協は、農業機械の取引における景品提供のルール(景品規約)及び表示のルール(表示規約)の運用を通じて、
  消費者(農業者)の適正な商品選択の確保に努めています。



2.いよいよ農業機械選び!

 展示会・実演会等を利用して、できる限り実物を確認しましょう。
 農業機械は、見た目は同じでも仕様が多岐にわたります。あなたの欲しい機能がついている機械がどの型式なのか?じっくり確かめましょう。もし分からなかったら納得するまで営業担当者等に聞き、曖昧にしておかないことが大切です。
 農業機械は、使用する季節が限られているものが多いので、納期に関してもきちんと確認しておいた方がよいでしょう(販売店に在庫が無い場合は、納品まで時間がかかることがあります。)。


                 
  
 ・販売される展示機には、「販売価格」など商品の選択に必要な事項を表示した価格表(プライスカード)が掲示されています。

     ●価格表(プライスカード)


3.お目当ての機械が決まったら落ち着いて契約を!

  なお、展示会・実演会等で展示農作業に最適な農業機械の選定が済んだら契約です。
  契約に際しては契約事項をよく確認しましょう。

 長いつき合いの農機販売店との契約事項をしっかり確認するなんて! そんな堅苦しいことやめんどうくさいことをするの? と思っていませんか。
 自分の自由な意思で一旦契約してしまうと契約事項を守らなければなりません。契約はしてみたものの突然気が変わったのでやめたい! 違約金も払いたくない! と言う人がいますが、それは通りません。
 また、わざわざ言わなくても当然だろうと思っていたことが実は違っていた! なんてことにもなりかねません。
そのようことにならないように、しっかりと契約事項を確認しましょう。
 口約束(口頭による意思表示)であっても有効な契約とされることがあります。トラブルを回避するため、口約束は避けるのが賢明です。仮に口約束をしてしまった場合には、どんな約束をしたのかを書面にして残しておきましょう。

           

 それから、保証書の有無も確かめましょう。

 メーカーの保証書は、農業機械を作っているメーカーと消費者間の保証契約です。保証書が添付されているかどうか、保証事項(保証期間や保証範囲など)がどのようになっているかをきちんと確認しましょう。

           


4. いよいよ納車!

 保証書を受け取りましたか。保証書は万が一の時の為に紛失しないように大切に保管しておきましょう。
 標準付属品や別に注文したオプションが全て揃っているか確認しましょう。
 取扱説明書を良く読み、安全な作業を心がけましょう。

           


5.農機購入に当たってのチェック事項

 農機購入に当たってのチェック事項をチェックリストによってもう一度確認してみましょう。


      ●農機購入チェックリスト